どうもです。
1月末に新人戦という大会が行われました。
また、1月中旬にはBATTLE X ROADが行われました。
あえて新人戦を意識した書き方をするならば、BATTLE X ROADは玄人戦だったという風に表現ができるかなぁと思います。
自分は新人戦の前にバトクロのアーカイブを見てて「これが強者の思考回路かぁ、なるほど」っていう風になってました。
で、その直後に新人戦の試合を見てるときっとこういうところに新人と玄人の差があるのかな?と勝手に思ったのでそれをつらつらと書いていこうかなと思います。

バトクロのYouTubeチャンネルはこちら
https://www.youtube.com/channel/UC4x91cBacOU_GUSj0WboIpQ
新人戦が見れるYouTubeチャンネル(イーブイズの裏庭)はこちら
https://www.youtube.com/channel/UC3lJ-BlJ6WQhTVDPpt4fI0A

バトクロの配信卓の対戦は一方的な試合展開を除き、お互いがお互いの勝ち筋と負け筋を理解して対戦しているような気がしました。もちろん、強い人が対戦してるんだからきっと見えてるだろう!という偏見を持ちながら見ていたということも否定はできませんが。事実、対戦者の話を実際に聞いたわけではないですからね。

対して、新人戦の配信卓の対戦では負け筋に繋がるプレイングをしていたり(自分が別の筋に気づいていなかっただけかもしれませんが)、勝てる盤面で勝ち筋を逃してしまったりしている盤面があったりしました。何人かの方に「あそこでこうするのはどうだったでしょうか?」と声をかけてみましたが、気づいてなかった人が多いようです。また、配信卓に座った方のTwitterやDNを見ると「解説で言われていたことには気づかずにプレイしてた」のようなニュアンスのことが書いてあったので、やっぱり勝ち筋と負け筋に気づいてなかったところが多くあったようです。


と、いうわけで
今回のテーマは「勝ち筋」と「負け筋」
あくまでも自分なりの解釈なのでそこのところはご勘弁を_(:3」z)_


○「勝ち筋」とは
「勝ち筋」とは、"自分が勝つための筋・展開"と自分は認識してます。
簡単な具体例は、自分のサイド残り2枚のときにGXポケモンを倒すことなどですね。ちょっとこれを具体化してみます。
自分がルガゾロ使って相手のベンチにテテフGXがい場合の例を考えると、

自分のサイド残り2枚のときにGXポケモンを倒すこと
=テテフGXをバトル場に呼び出し170ダメージ以上与えること
=グズマorブラッディアイを使用し、170ライオットビートを宣言すること(ここでは話を簡単にするため場にエネルギーがないとする)
①グズマを使用する場合
=サポートでサーチやドローをせず、ゾロアークGXとダブル無色エネルギーとスカイフィールドと必要なポケモン数orこだわり鉢巻とグズマを引くこと
②ブラッディアイを使用する場合
=サポートでサーチやドローをしながら、ゾロアークGXとダブル無色エネルギーとスカイフィールドと必要なポケモン数orこだわり鉢巻とルガルガンGXを引くこと

と、いうように具体化できるかなぁと思います。これはなんとなくわかる人も多いかと思います。
この勝ち筋の具体化の最終形がどうなるかというと、
サイドを6枚取るためには=???
に対して答えを用意できることだと思います。
ここからは想像ですが、バトクロ決勝の行進vsルガゾロについてはお互いバトルがスタートした瞬間に「サイドを6枚取るためには」ということがプランニングできていたように思います。
ルガゾロ側が特に分かりやすいのですが、非EXGXポケモンを上手く避けてサイドを6枚取りに行っています。
先行1ターン目→アタッカーのゾロアークGXと2ターン目に使うであろうブラッディアイのためにゾロアとイワンコを並べる。
先行2ターン目→バケッチャで殴られたところをブラッディアイでGX呼んでサイド2枚とりつつ3ターン目のイワンコ用意。
先行3ターン目→バケッチャで殴られたところをブラッディアイでGX呼んでサイド2枚取り。返しにNされた時の対策としてゾロアークGXをたてる。
先行4ターン目→相手のトラッシュがたまり妖の舞でシェイミEXを倒せるのでサイド2枚取って勝ち。

勝ち筋が見えているからこそイワンコを常に用意できていたのではないかと思われます。
試合見ていただければ分かりますが、もしどこかでバケッチャを倒して先行4ターン目に勝てていなかったら先行5ターン目が来ることなく負けています。
序盤から勝ち筋が見えているのではと思わされませんか?


○「負け筋」とは
「負け筋」とは"自分が負けてしまう筋・展開"と自分は認識しています。
え?勝ち筋とほとんど同じ言い回しじゃないかって?その通りです。
なぜなら、「負け筋とは相手の勝ち筋」だとも表現できるのですから。
先ほどの行進vsルガゾロにおいて行進側の勝ち筋を簡略化して書くと
後1→非GXゾロアークが殴ってきた保険のためにゾロアを倒す
後2→非GXゾロアークを倒す
後3→GXポケモンを倒す
後4→GXポケモンを倒す
という流れでした。
これは同時にルガゾロ側の負け筋でもあります。
だから、ルガゾロ側は先行4ターン目までに勝つ必要があったので常にEXGXポケモンを倒しに行ったのです。


では、新人戦の場合どのような試合があったかというと
・相手にEXGXを先に倒されると負けるのにEXGXで攻撃をする
・プラターヌ博士などで相手の勝ち筋へ切り返しとなるカードをトラッシュしてしまう
・勝ちがほぼ確定しているハンドで勝ち筋に気づかずプレイングミスをしてしまう。
などがありました。

※もちろんバトクロの対戦でも「これ勝ち筋消してるプレミじゃね?」ってなったり、自分が勝ち筋に気づいてないときだってあります。なので、これは批判ではなくてそこに伸び代があるんだという風にポジティブに捉えていただければと思います。

感覚的に新人戦の方がお互いの勝ち筋や負け筋が見えてないような試合が多かったかのように思えます。その分、お互いに新たな勝ち筋や負け筋が生まれて、見てるとハラハラしておもしろかったんですけどね笑


○勝ち筋と負け筋の身につけ方
では、この「勝ち筋」と「負け筋」はどのようにしたら分かるのか。
まずは、自分のデッキの基本的な勝ち筋を理解することかと思います。
・サイドを6枚取る
・相手の場のポケモンを0にする
・相手のターンの初めにドローをできなくさせる
ポケモンカードの勝利条件はこれらの3つですがどれに該当するか。
ほとんどのデッキがサイドを6枚取ることだと思います。
では、サイドを6枚取るためにはどうしたらよいか。
このとき大事なことなんですけど、相手がサイド6枚取るまでに自分がサイドを6枚取らなければならないんですよね。逆に言うと、サイドは5枚までは取られてもいいのです。この考え方は特にLOデッキや妨害系統のデッキ(オーロットなど)にとっては大事な考え方かと思います。
長くなりすぎるので割愛しますが、こんな感じで「そのためにはどうしたらよいか?」という問いを繰り返していくと自然と自分のデッキの勝ち筋が見えて来るかなと思います。
そして、この勝ち筋探しをあらゆるデッキで行います。そうすればだいたいのデッキの勝ち筋が分かって、だいたいなんとなく回せるようになるかなぁと思います。
すると、対戦中に相手のデッキが想定している勝ち筋が見えて来るので自分の負け筋が見えてきます。
つまり、勝ち筋を理解すれば自然と負け筋も理解できるってことですね。
したがって、勝ち筋と負け筋の身につけ方は「勝ち筋をたくさん理解すること」と言えるかと思います。



と、いうわけで「勝ち筋」と「負け筋」を理解してトレーナーズリーグでがっぽりポイント稼いでいきましょー!!!!!


それでは。

コメント

Mダンディ
2018年2月1日21:59

はじめまして、ダンディと申します。
いつも大変論理的な記事を書かれていますね、参考になります。
バトクロ決勝の対こうしん戦では私も挙げられているような感想を持ちました。が、それを言語化して理解するには至っておりませんでした。
リョウさんが記事にしてくれたおかげでスッキリと落とし込む事が出来たような気がします。ありがとうございました。
リンク頂いていきますね。

リョウ
2018年2月2日7:59

>ダンディさん
はじめまして、リョウと申します。
長々とまとまりのない文章ですがそのように思っていただけて大変嬉しく思います!
バトクロの決勝戦は本当に今のポケモンカードの環境とテンポ感を表す名勝負の1つですよね。
こちらもリンクいただきます。

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